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おせち料理の由来と歴史を知ろう

公開日時:2018/08/22 10:00  更新日時:2025/09/12 13:06

お正月に欠かせない「おせち料理」。近年では、豪華で彩り豊かな重箱を自宅で楽しめる「お取り寄せおせち」も人気を集め、全国の名店や料亭の味を味わえるようになりました。そんな現代に広く親しまれているおせちですが、その「歴史」や「由来」、そしてそもそもの「起源」については意外と知られていません。今回は、おせち料理がどのように生まれ、どのような意味を持っているのかを詳しく解説します。


おせち料理とは?由来について

おせちが中国から伝わった弥生時代、人々は収穫や季節の変わり目を祝うために「節(せち)」と呼ばれる日に特別な料理を神様に供えていました。 この「節の日の料理」を「御節供(おせちく)」と呼んだことが始まりで、やがて略されて「おせち」と呼ばれるようになったのです。つまり、おせち料理の起源は「神に感謝を捧げるお供え料理」にあり、日本人の信仰や生活と密接に結びついていたのです。

五節句とは?

五節句の「節」とは、もともとは中国の唐の時代に暦法で定められた季節の変わり目で、邪気を払う日でした。日本では人日(じんじつ)、上巳(じょうし)、端午(たんご)、七夕(しちせき)、重陽(ちょうよう)という節日に、邪気を払う宴会が宮中で催されるようになり、五節句と呼ばれるようになりました。

おせち料理の種類とそれぞれの意味・いわれ

食材・料理 意味
黒豆 邪気を払い、勤勉に働くことや健康で丈夫に過ごせることを願う。
数の子 ニシンの卵である数の子は数が多いことから子孫繁栄を願う。
田作り 片口イワシを撒いて豊作となった田畑があったことから、五穀豊穣を願う。
紅白かまぼこ 半月かまぼこは日の出を表す。赤は慶び、白は神聖の意味を持つ。
昆布巻 「喜ぶ」にかけて縁起をかつぎ、健康長寿を願う。
伊達巻 しゃれた身なりの伊達者にカステラかまぼこが似ていたことに由来。書が巻物にされていたことから、知識が増えることを願う。
栗きんとん 黄金色をしていることから財宝にたとえられ、金運を呼ぶ。
煮しめ 土の中で根を張る根菜が中心で、末永い幸せを願う。

また、重箱に料理を詰めるのも「めでたさを重ねる」という意味が込められています。おせち料理の由来を知ると、単なる正月料理ではなく「家族の幸せを祈る大切な儀式料理」であることが見えてきます。

おせちの起源・歴史

おせち料理の起源は弥生時代に中国から「神に感謝を捧げるお供え料理」として伝わったことに始まり、平安時代以降、宮中や貴族社会では節目の日に特別な料理を食べる習慣が根付いていきました。江戸時代になると正月に豪華な料理を用意する風習が武家や庶民に広まり、現在のような「正月に食べるおせち料理」として定着しました。 つまり、おせち料理の歴史は「神への供物」から「家族で新年を祝う料理」へと変化しながら続いてきたのです。

おせち料理の起源は弥生時代から

おせち料理の起源は、弥生時代まで遡ります。
稲作が縄文時代の終わりに中国から日本に伝来し、弥生時代にかけて広まったことで、狩猟中心の社会から農耕中心の社会へと変わりました。中国から「節」を季節の変わり目とする暦ももたらされ、節ごとに収穫を神様に感謝して、「節供」といわれるお供え物をする風習が生まれたのです。
「節供」として供えた作物を料理したものは「御節料理」
と呼ばれ、おせち料理のもとになったとされています。

おせちが定着したのは奈良時代から平安時代

弥生時代では風習であったおせち料理が定着したのは、奈良時代から平安時代の時期に、節の儀式が宮中行事として執り行われるようになったことによります。唐の暦法にもとづいた節目の日である節日に、邪気を祓い、不老長寿を願う儀式として「節会(せちえ)」が催され、「御節供(おせちく)」と呼ばれるお祝い料理が振る舞われました。特に、五節句の日に開かれる節会は重要視され、五節会と言われていたといいます。

平安時代に五節会が開かれたのは、1月1日の元日と1月7日の白馬(あおうま)、1月16日の踏歌(とうか)と1月の3回に加えて、5月5日の端午(たんご)、11月の豊明(とよのあかり)に開かれていました。
この時代は正月料理という位置づけではなく、五節句のお祝い料理すべてが、「御節供」と呼ばれていました。

おせちがお正月の定番として受け入れられ始めた江戸時代

江戸時代になると、五節句は祝日として定められ、幕府の公式行事として位置付けられました。江戸時代は人日の節句は1月7日、上巳の節句は3月3日、端午の節句は5月5日、七夕の節句は7月7日、重陽の節句は9月9日です。

そして、庶民の間にも「御節供」が民間行事として広まったことで、1年に5回ある節句で豪華な料理がふるまわれるようになっていきました。
そして、五節句のうち新年を迎える最も重要な人日の節句の料理が、正月料理として定着しました。山や海の幸がおせち料理に取り入れられるようになり、江戸時代後期になると、現代のように料理一つひとつに意味が込められ、新年を祝うために食べるものとなりました。また、大みそかにおせち料理を作り、お正月に家族揃って食べる風習も生まれています。

また、おせち料理が重箱に詰めるスタイルとして確立したのは、江戸時代末期から明治時代にかけてのことです。重箱は、室町時代にすでに存在していたことが文献から分かっています。
江戸時代の初期から中期にあたる寛永から元禄の時代は、酒宴では重箱が用いられていました。しかし、寛永の後の宝永の時代になると、徐々に硯蓋(すずりぶた)といわれる盆状の器が用いられ、おせち料理もお膳に乗っていました。ところが、再び江戸時代末期になって硯蓋が使用されなくなり、おせち料理は重箱に詰めるのが一般的になったのです。

おせちが重箱に詰められるようになった理由はいくつかあり、一つは「箱を重ねる=めでたさを重ねる」という意味によるものです。また、重箱に詰めることで場所をとらない、重箱に入れておくとお客様に振る舞いやすいといった理由も挙げられます。

「おせち」と呼ばれ始めた第二次世界大戦後

おせち料理は江戸時代末期には現代のものに近い形になりましたが、「おせち」と呼ばれるようになったのは、第二次世界大戦後のことです。それまで、おせちは、「食積(くいつみ)」、あるいは、「蓬莱(ほうらい)」と呼ばれていましたが、これは重箱に詰められた料理の呼び名ではなく正月のために準備された料理全体を指すものでした。

現代のおせちと「お取り寄せ文化」

時代の移り変わりとともに、家庭でおせちを一から手作りするスタイルは減少し、現代では「お取り寄せおせち」が主流になりつつあります。

全国各地の老舗料亭や人気レストランが趣向を凝らしたおせちを提供し、和風・洋風・中華・海鮮とバリエーションも豊富です。冷蔵や冷凍で届くため、正月に合わせて受け取ることができ、手軽に華やかな新年を迎えることができます。

おせち料理の起源に込められた「感謝」や「祈り」を大切にしつつ、現代のライフスタイルに合った形で楽しめるのが「お取り寄せおせち」の大きな魅力です。

まとめ 起源を知ることで深まるおせちの味わい

おせち料理の歴史や由来、そして起源を知ると、その料理は単なる正月の食事ではなく「日本人が大切にしてきた祈りと願いの象徴」であることが分かります。

今年のお正月は、おせち料理の起源に思いを馳せながら、全国の味が楽しめる「お取り寄せおせち」で新しい一年の幕開けを祝ってみてはいかがでしょうか。きっと、おせち一品一品の意味や歴史を感じながら、より豊かなひとときを過ごせるはずです。

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意外と知られていないおせち料理の由来と歴史や起源を思い出しながら、今年のおせち選びを楽しんでみてください。


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