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【図解】毛ガニの旬・食べ方(茹で方・さばき方)とは?

公開日時:2017/11/10 00:00  更新日時:2017/11/29 12:48

毛ガニの旬は地域によって違い、一年中どこかで水揚げされています。毛ガニの簡単なさばき方や茹で方、食べ方を知って、おいしく食べましょう。

毛ガニの旬はいつ?

甲羅の表面が短く柔らかな毛で覆われていることが名前の由来となっている毛ガニは、ほぼ一年を通して日本近海のどこかで水揚げされており、旬の時期は獲れる地域によって異っています。 たとえば、オホーツク海域では春から夏、釧路や根室では秋、十勝沿岸や岩手では冬が漁期です。下のグラフからもわかるように、北海道では3月~4月にかけて漁が最も盛んになります。
水揚げされた毛ガニは活ガニ(生きたまま)の他、冷凍やボイルなどの形で全国へ流通し、幅広く食されています。

北海道の1年間のカニ漁獲量

出典:道総研マリンネット北海道

毛ガニの主な産地

毛ガニは北海道沿岸・太平洋・日本海・ベーリング海・アラスカ周辺など、海水温度のあまり高くない海域に広く生息しています。日本国内における主な産地岩手県では、宮古沖が漁場の中心となっており、北海道では大きく分けると下記の4か所で毛ガニ漁が行われています。

・オホーツク(稚内、雄武、網走など)
・道東(釧路、厚岸など)
・日高沖
・噴火湾

それぞれの地域で旬の季節が少しずつ異なるため、北海道内だけでも一年中どこかの漁場で毛ガニを獲ることができます。近年、乱獲による個体の小型化や漁獲量の減少が問題となり、将来に向けた資源保護のため「小さすぎる個体やメスの毛ガニは捕獲禁止」など、さまざまな規制が行われるようになりました。他にも毛ガニ漁における船の隻数や水揚げ量、1隻あたりのカゴの数に至るまで細かく定められています。

毛ガニのさばき方

初めての方でも簡単にできる「毛ガニのさばき方と食べ方」をご紹介します。活ガニ(生きたまま)が手に入ったら、まずは「茹でる」ところから始めましょう。

【用意するもの】
・出刃包丁(よく切れるもの)
・蟹スプーン(蟹甲殻類大腿部歩脚身取出器具)

「ふんどし」を手でちぎる

1.蟹をうらがえしてまな板の上に置き、「ふんどし」を手でちぎる
2.4本の足とツメ、すべてを包丁で切りおとす
※関節は柔らかく、簡単に包丁が入ります

足の切り方【その1】来客用

3.足の切り方【その1】来客用(デパートで売っているような切り方)
甲羅の裏側を内側から外側に削ぐように包丁を入れる
※蟹の甲羅の裏側はやわらかく切りやすいです

足の切り方【その2】家庭用

4.足の切り方【その2】家庭用(一般的な切り方)
脚の内側に包丁を縦に入れる、左右に手で割きます
※3.と4.はお好きな切り方をお選びください

胴体のさばき方

5.胴体は、ふんどしがあった部分から甲羅と中身(上下)2つに手で割り、ちぎる
ガニ(エラ)は食べられないので手でちぎってはがす
内側から包丁で真ん中を2つに切る

カニみそをかき出して別のお皿に盛り付ける

6.カニみそをかき出して別のお皿に盛り付ける
足の付け根(4本あるうちの2本ずつの間)に包丁をいれて切る
関節(筒状の形)を半分にするようにさらに縦に切って4等分にする
※胴体は合計8個に切り離されます

お皿に盛りつけてできあがりです。蟹スプーンで身をかきだしてお召し上がりください。

お皿に盛りつけてできあがり

毛ガニの茹で方

生の状態で毛ガニを入手したら、まず茹でるところから始めましょう。生のまま長期間保存してしまうと毛ガニは泡と一緒に自分の身を吐き出して旨味が半減してしまうともいわれているため、なるべく早めに茹でてしまうのがおすすめです。
特別な器具を使うことなく、ご家庭でもおいしく仕上げることができる毛ガニの茹で方をご紹介します。

【材料】
・活毛ガニ
・鍋(なるべく毛ガニがはみ出さない大きさのもの)
・水(2リットル以上が望ましい)
・塩(水の量の3~4%程度)

毛ガニの茹で方

1.毛ガニに付着しているおがくずや汚れなどをきれいに洗い流す
※落ちにくい場合や汚れが目立つ場合にはブラシなどを使って軽くこすりながら洗います。
足が開かないよう輪ゴムなどで止める

2.大きめの鍋に水をいれて沸騰させ、分量の塩、背中(甲羅)側を下にして洗った毛ガニを鍋に入れる
※毛ガニが生きているので足が動きます。びっくりして熱湯でやけどしないように注意してください!

3.再沸騰したら落し蓋をし、弱火から中火で茹で上げる(茹で時間の目安は15~20分) 
 ※途中で差し水をしてお湯の温度を下げてしまうと毛ガニが黒ずんでしまい、仕上がりがきれいな色にならないため注意してください!
 ※落し蓋がない場合は写真のようにアルミホイルで蓋をすれば大丈夫です

おすすめの毛ガニ商品5選

自分で調理する毛ガニは格別ですが、もっと手軽に味わいたい場合や贈り物にぴったりなおすすめの毛ガニ商品をご紹介します。
お取り寄せ・ギフトどちらにも対応しているので、お好きな方法で毛ガニを楽しんでみてはいかがでしょうか。

絶品毛ガニ特大姿(500g×2尾)訳ありではないボイル増量サイズ/鉄板亭 粋

身が締まり、みその旨味がぎゅっと濃縮された状態の毛ガニを味わうことができるセットです。1尾500gもある大ぶりの毛ガニが2尾で8,980円!高級感がありギフトやお歳暮にいかがでしょうか。丁寧で清潔な梱包を施し、札幌からの直送でお届けします。

毛ガニ 北海道 雄武産(特大)570g前後×8尾(北海道産 ボイル済み 最高級)/★☆★どさんこファクトリー北海道★☆★

超特大の毛ガニが8尾も並んだビジュアルは圧巻!ぎっしりと身の詰まった北海道雄武産の堅蟹(最高ランクの毛ガニ)の美味しさが、職人の絶妙な塩加減によって引き出されています。最短で翌日のお届けも可能なので、今すぐ毛ガニを味わいたい方や急なギフトにもぴったりです。

絶品毛ガニ特大姿(500g×2尾)訳ありではないボイル増量サイズ/鉄板亭 粋

絶品毛ガニ特大姿(500g×2尾)訳ありではないボイル増量サイズ/鉄板亭 粋

たっぷり入った濃厚な蟹みそは、まさに毛ガニの醍醐味。白くジューシーな身をそっとほぐして甲羅に入れ、お醤油を垂らしていただくのもおすすめ。その後の甲羅酒も格別です。
調理説明書が同封されているので、調理はラクラク。5,000円という家計にやさしいお値段も魅力的です。

毛ガニ 北海道 雄武産(大型)480g前後×3尾

毛ガニ 北海道 雄武産(大型)480g前後×3尾

サイズが特大でない分、身の密度や旨味は抜群。オホーツクの恵みを堪能できる逸品です。
産地の確かな活カニだけを釜茹でし、瞬間急速冷凍してお届けするので、安心してお召し上がりいただけます。

ポーション(最高級 極太)毛ガニ 毛蟹 1kg 40本前後

ポーション(最高級 極太)毛ガニ 毛蟹 1kg 40本前後

タラバガニやズワイガニと違い、珍しい毛ガニのポーション商品。蟹しゃぶ・かに鍋・バター焼きなどに手軽に使えてとても便利です。肉厚で新鮮なものだけを厳選してむき身にしているので、天然の甘みをじっくりと味わうことができ家族で楽しむにも贈り物にするにも嬉しいお品です。

高級なイメージのあるカニの中でもなじみ深く、手に入りやすい毛ガニ。季節ごとにいろいろな産地の毛ガニを食べ比べてみたり、活毛ガニをご家族みんなで茹でたりさばいたりしてみるといつもより楽しく毛ガニを味わうことができることでしょう。

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