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うなぎをもっと美味しく楽しく!雑学から基本的な調理法、アレンジ料理法も
いよいよ今年の暑さも本番へ。でも、そんな時期に素麺やそば、アイスクリームばかりを食べてしまい、夏バテ気味の身体になっていませんか?この季節の暑さを乗り切るために栄養満点の食べ物を食べて、元気を付けておきたいと思う方におすすめなのが、やっぱり「うなぎ」です。うなぎにはビタミン類などの栄養が豊富に含まれ、滋養強壮にもいいとされ、夏バテ対策にも効果的。脂がのったうなぎにはコラーゲンもたっぷりと含まれるそうなので、女性にもおすすめですよ。
今回は土用の丑の日の定番にもなっている「うなぎ」の事を詳しくご紹介。うなぎに関するちょっとした雑学から、ギフトで人気のうなぎ関連商品、基本的な調理のコツから簡単なアレンジ料理の方法まで、うなぎの楽しみ方をまとめてみました。
えっ?うなぎの旬は夏じゃない?天然ものは秋から冬、養殖ものは一年中
土用の丑の日の定番と言えば「うなぎ」。そんなうなぎの旬は夏というイメージがあるものの、実はうなぎの旬は夏という訳ではないのだそうです。うなぎの旬は天然ものと養殖ものでも異なるそうで、天然ものの場合は10月から12月にかけてが旬なのだとか。このタイミングは産卵や冬眠に備える時期となるため、うなぎの体の中にも栄養分が蓄えられ、脂がのって美味しく食べることができるのだそうです。
また、養殖もののうなぎは一年中美味しく食べられるよう、ビニールハウスで温度を調整しながら育てられているのだそうです。そんな理由から近年では季節による品質の差も少なくなっていて、どの季節でも美味しいうなぎを食べることができるようになってきているのだそうです。
よく食べているうなぎにも、実は様々な種類がある
また、毎年この時期になってくると、店頭やインターネット通販などでもうなぎ関連のギフトが多く登場します。でも、そんなうなぎにも様々な種類があるのをご存知ですか?よく耳にする中では、国産や中国産といったものが挙げられますが、今ではうなぎの種類も19種類ほどあるのだそうです。例えば主なものとしては二ホンウナギやヨーロッパウナギ、アメリカウナギ、オオウナギなどが挙げられますが、普段私たちが食べているものの多くは二ホンウナギとヨーロッパウナギなのだそうです。蒲焼きにしても見た目の違いはほとんど分かりませんが、ヨーロッパウナギの方が脂が多くのっていると言われています。
ちなみに肝心の味の方はと言うと、養殖ものの場合、国産と外国産のうなぎではそう大きくは変わらないのだそうです。輸入もののうなぎも一昔前よりは品質が大きく向上しているため、今では安心して食べられるようになってきているのだそうですよ。
うなぎ関連のギフトも充実してきている!例えばこんなものが人気です
また、この時期になると急激に盛り上がってくるうなぎですが、ギフトの動向に関しても同じような盛り上がりがあるようです。最近ではうなぎの蒲焼き以外のギフトもじわじわと人気を集めていて、もう少しこだわった逸品も出てきています。
1.まずは定番中の定番。変わらず根強いのは「うなぎの蒲焼き」
うなぎ関連のギフトと言えば、ずっと変わらず根強いのが「うなぎの蒲焼き」。頭を落としていない、一尾丸々の大きなうなぎの蒲焼きは高級品も多く、ギフトの中でも一番の売れ筋になっています。
2.自分好みの食べ方で楽しめる「カットうなぎ」も人気
そして近年は「カットうなぎ」も人気を集めるようになっています。値段的にもお手頃なものが多く、ひつまぶしのような食べ方で楽しむのもおすすめ。また、うなぎと出汁、海苔がセットになっているような商品もあるため、以前までよりは簡単にひつまぶしを楽しむ事ができるようになっています。
3.味付けにもこだわるなら「うなぎの白焼き」という選択肢も
また、最近のうなぎ関連ギフトの中には、タレや油などをつけず、直火焼きにしている「うなぎの白焼き」もあります。こういった商品はポン酢醤油や塩、わさびなど、自分の好きな味付けで食べられるのもポイントとなっています。
4.健康志向の方には「うなぎの肝焼き」もおすすめ
さらに健康志向の方であれば、「うなぎの肝焼き」もおすすめです。うなぎの肝にはビタミンAや脳の働きを良くすると言われるDHAなども含まれ、高血圧の予防にも効果があると言われます。
その他にも様々な食べ方が楽しめるセットも多く登場しているため、気になる方はぜひこの機会にチェックしてみてください。尚、もしうなぎをギフトとして贈るのであれば、ラッピング、包装にも少し気を遣うと見栄えも良くなります。一例としては風呂敷ラッピングや高級感のあるパッケージ、のしやグリーティングカードなどを付ける事ができる通販ショップなどもありますよ。
うなぎの蒲焼きを贈る場合は、地域による好みの違いにも気を配ろう
また、うなぎの蒲焼きを贈る時に気をつけておきたいのが、地域ごとの好みの違いです。例えばインターネット通販のサイトを見ていても、うなぎの蒲焼き1尾に対して頭が付いているものと、付いていないものとがあります。これはどちらの方が高級といった事ではなく、地域によって作り方が違うためです。
例えばよく耳にする関東風の蒲焼きは、捌いた後に白焼きにして蒸し、タレをつけてからうなぎを焼きます。そして一般的に関東風のタレはあまり甘くなく、蒸した影響でふっくらとやわらかい蒲焼きに仕上がっています。一方、関西風と呼ばれる蒲焼きは捌いた後にまず焼き、蒸さずにタレをつけてから調理しています。そして関西風のタレは甘くトロっとしていて、パリッとした食感も特徴になっています。
うなぎの蒲焼きは贈る相手によっても好みが異なってくるため、インターネット通販などで購入する場合は、商品に関する注意書きもきちんと読んでおくようにしましょう。
インターネット通販で買えるうなぎは、値段のバリエーションも豊富
近年、うなぎをギフトとして贈ろうと思っても、値段の事がついつい気になるという方も多いと思います。うなぎの稚魚であるシラスウナギの不漁で、うなぎの値段も年々上がってきていると言われるためです。でも、インターネットの通販のサイトなどをチェックしてみると、比較的手頃な値段のうなぎから高級に至るまで、想像以上にラインナップが充実しています。今では天然ものだけでなく、養殖もののうなぎも多く流通するようになっているため、値段に関するバリエーション、選択肢も広がってきているのです。
インターネット通販だと、うなぎのギフトの相場はどのくらい?
インターネット通販のショップを見ていくと、特大のうなぎでも概ね2,000円台から購入する事ができるようになっています。ただし、専門店などが扱う高級なうなぎは、一人前で3,000円~4,000円といったショップが多くなっているようです。
また、有名なブランドのうなぎや、老舗店が販売するうなぎ関連ギフトの場合は、詰め合わせのセットで1万円~2万円台といったものもあり、ここぞという時に贈ると喜ばれるギフトになっています。お世話になった方に対して、今年はちょっと奮発しておきたいといった場合にはおすすめかもしれませんね。
今ではインターネット通販で販売されているうなぎ関連のギフトは、高級品だけではありません。一部の通販サイトでは「わけあり商品」などを扱っている場合もあり、よりリーズナブルな値段でうなぎのギフトを贈ったり、お取り寄せする事もできるようになっています。また、まとめて購入すれば送料が無料になったり、割引が受けられるといったショップもあるため、上手く活用すればお得にうなぎを購入する事もできます。
「冷凍品」のうなぎも、昔よりかなり美味しくなってきている
そしてもう1つ、インターネット通販でうなぎ関連の商品をチェックしていると、「冷凍品」と記載されている商品を見かける場合もあります。この場合は賞味期限が数十日から1年間など、幅が非常に広くなっているものの、近年は冷凍技術もどんどん発達しているため、味の質が損なわれない形でうなぎを楽しむ事もできるようになっています。
もし冷凍品で賞味期限が長いうなぎをお取り寄せしておけば、土用の丑の日にうなぎが売り切れだったというような状況も回避できますので、早めに注文して冷凍庫で保存しておくというのも、忙しい人にとってはおすすめの方法だと思います。
冷凍うなぎをもっと美味しく!お店で食べるうなぎの味を再現する方法
最後に、お取り寄せやギフトでもらったうなぎをもっと美味しく食べたい、お店で食べるような蒲焼きの味を自宅でも再現したいと思った時におすすめの、上手な解凍、調理方法をご紹介。せっかくのうなぎを120%楽しむなら、この方法を覚えておくといいですよ。
まず最初にグリルを温めておきます(網で焼く場合は網を熱しておきます)。そして、真空パックのうなぎであれば、湯煎で少し温めておきます(後にグリルで焼くため、少し温まる程度の感覚で大丈夫です。もし時間がある場合は、冷蔵庫に移してから解凍しておくのも良いでしょう)。また、真空パックのうなぎでない場合は、お湯をかけたり、ラップに包んでから電子レンジで少しだけ温めます。
そして網で焼く時は皮の部分を下にして焼き、そこからタレに付けてさらに軽く炙ると、より香ばしく、ふっくらとした美味しいうなぎになります。また、グリルを使用する場合は、アルミホイルに包んでからグリルへと入れ、中火~強火で焼き上げ、こちらもタレをつけてから再度軽く焼き上げると、よりふっくらとしたうなぎが再現できますよ。
冷蔵うなぎの場合は、先にタレを水洗いしておくという方法も
また、冷蔵の蒲焼きのうなぎの場合は、うなぎについているタレを水洗いしてしまうのがコツです。それからお酒を大さじ1杯くらいかけてグリルで焼き上げれば、ふっくらとし、臭みがない仕上がりになります。ここでもタレをつけた後にもう一度軽く炙れば、さらに香ばしく、本格的な仕上がりになるのでおすすめです。冷蔵保存のうなぎを冷凍しておく場合も、先にタレを水洗いしておくと良いようですよ。
うなぎの簡単アレンジで、いつもとは違う味わい方にするのもおすすめ
さらに、いつもとはちょっと違う食べ方でうなぎを楽しみたいという方のために、うなぎの簡単なアレンジ方法もご紹介。まずは鰻を卵焼きで包んだ簡単な「鰻巻き(うまき)」から。溶いた卵をフライパンに流し込み、その上に温めておいたうなぎを置き、後は卵焼きを作る要領で巻いていくだけで鰻巻きが完成します。また、うなぎの押し寿司も、細長く形作った寿司飯の上にうなぎを乗せるだけで完成。どちらもとても簡単なメニューなので、ぜひ一度お試しください。
後は薬味の小さな一工夫だけでも、味わいが大きく変わってきます。例えばうな丼やうな重を食べる時に使う事が多い山椒も、うなぎとご飯の間にかけておくとより一層美味しいそうですよ。いきなりピリッとした辛さが舌に広がらず、うなぎの香りと美味しさを堪能してから、山椒の香りが口の中に広がってくるのがポイントなのだとか。薬味の配置を少し変えるだけでも、いつもとは違った味わいになってきます。
そして子どもがたくさんいる家庭の場合は、「ちらし寿司」にするのもおすすめです。ちらし寿司なら少量のうなぎでもたくさん作ることができるため、家計のやりくりという面でも効率的です。その他にもきゅうりとうなぎを一緒にし、砂糖、酢、醤油と合わせるだけで「うざく」という立派なお惣菜も作れます。
思い切って洋風アレンジ!トマトや赤ワインとうなぎを合わせる方法も
うなぎと言うと日本食というイメージがあるものの、実は海外でもよく食べられているシーフードです。海外の場合はアレンジも豊富で、日本人にとっては新鮮な感覚の食べ方も結構あります。例えばトマトや赤ワインで煮ても美味しく、にんにくやチーズ、トマトとグリンピースにうなぎを合わせ、パスタの具材にしたりするのもおすすめです。また、コーンやアスパラガスなどと一緒に、うなぎを乗せたピザにするのも意外と合いますよ。
うなぎと言えばやっぱり蒲焼きがイイ!いや、ひつまぶしにして食べたい!通ならば白焼きで!など、日本の中でも好みに応じて様々な食べ方がありますが、うなぎがあるだけで食卓のバリエーションも一気に広がります。滋養強壮や美容の面でもおすすめのうなぎを食べて、この暑い夏を乗り切っていきましょう!