世界中の愛の誓いの日、バレンタインデー。女性が男性に愛情を伝えるためにチョコレートを贈るという日本らしいバレンタインデーのスタイルが定着したのは、1970年代後半といわれています。
それから約40年が過ぎた現在では、バレンタインチョコの種類は多様化しています。チョコレートそのものの違いではなく、本命チョコや義理チョコなど、あげる人ともらう人の関係によって変わるバレンタインチョコの種類(呼び名)がありますので、バレンタインデーを前におさらいしておきましょう。
本命チョコ
女性が男性に愛情の告白として贈るチョコレートのこと。日本のバレンタインチョコの定番といえます。ほかに、本チョコとも呼ばれます。
義理チョコ
女性から男性に贈るチョコレートの中でも、恋人ではない、友人へのプレゼントとして贈られるチョコを指します。
友チョコ
同性同士(主に女性間)で贈り合うチョコレートのこと。最近では本命チョコよりも、友達同士で贈り合って楽しむ友チョコの方が増えているともいえます。
逆チョコ
男性が女性に、愛情の告白として贈るチョコレートのこと。日本のバレンタインデーは女性から男性への告白の機会とされているため、その逆で、男性から女性に贈るチョコレートは逆チョコと呼ばれます。
マイチョコ
自分で自分のために購入して楽しむチョコレートのこと。ほかに、自己チョコ・自分チョコなどと呼ばれます。これらよりも自分へのご褒美というニュアンスが強い、ご褒美チョコ・姫チョコという呼び方もあります。
ファミチョコ
家族に贈るチョコレートのこと。バレンタインチョコを父親に贈るケースは多いですが、ファミチョコは父親以外の家族(男女問わず)に贈るものも含みます。
ユリチョコ・ホモチョコ
同性に愛情の告白として贈るバレンタインチョコで、女性から女性へ贈るものはユリチョコ、男性から男性へ贈るものはホモチョコという呼び名があります。
(男性から男性へ贈る場合は、友達でも職場の男性でもホモチョコと扱うケースもありますので判断が難しいところです)
このほかにも、会社の男性に贈る社交チョコ(シャコチョコ)、お世話になっている人に贈る世話チョコ、芸能人に贈るファンチョコなどなど、さまざまな種類があり、今後も増えていくと考えられます。
愛情に限らず、友情や感謝の証としても利用されるようになったバレンタインチョコ。あげる人ももらう人も、そのチョコが持つ意味を正確に把握したいところです。的確なお返しができるように、最低限のバレンタインチョコの種類は知っておきましょう。