温めればもっと美味しい!おせち料理を手軽に簡単に温めるポイント!
おせち料理は「温めて食べる」という概念が無いことが普通でした。 言い換えれば、温めずとも美味しい料理がおせち料理でした。 しかし、そんなおせち料理の中にも煮物や焼きものなど、温めて食べればもっと美味しく食べられる料理もありますよね。
温めればもっと美味しい!おせち料理を手軽に簡単に温めるポイント!
最近では洋風おせちや中華おせちなど、おせち料理の種類も多様化しているので温めて食べるおせちも増えています。
おせち料理が誕生した頃と違い、 今は料理を温めるのに、「電子レンジ」を使えばあっという間に温めることができます。今回はおせち料理を手軽に美味しく食べるための温め方について紹介します。
おせち料理を温めるときは面倒でも、料理ごとに温めること
おせち料理には煮物から焼き物まで様々な料理が入っています。そのため全てまとめてレンジで温めてしまうと本来の美味しさが損なわれることもあるので、少し手間がかかりますが1品1品温めましょう。
● 煮物の温め方
煮物は、 汁もいっしょに加熱することでパサつきが抑えられます。もし汁が入っているなら一緒に温めましょう。もし、 まったく汁気がない場合は、大さじ1~2杯程度の水か酒を入れて加熱すればOKです。温める時間は200Wで4~5分程度を目安にすると良いでしょう。
これさえ守れば味が染みてほっこりした美味しい煮物が楽しめます。
● 焼き物の温め方
魚の塩焼きはお皿にペーパータオルを敷き、 ラップをしないで皮を上にして温めます。
破裂を防ぐために皮に少し切り込みを入れると綺麗に仕上がります。
照り焼きや、かば焼きなど タレがついている焼き物の場合は、オーブンシートで焼き物を挟んでから温めます。もしタレが余分にある場合は、温める前に少しタレをかけて温めてもおいしいです。
温め時間は魚一切れにつき200Wで1分~2分程度が目安です。また、ふっくらと仕上げたい場合は、酒を少し振りかけて加熱をするとさらに美味しく食べられます。
冷たいおせちより温めて食べるおせちが今後の主流に!?
ここまで、普通のおせち料理の温め方についてご紹介してきましたが最近ではお重を直接火にかけて温められるおせち料理まで登場しているようです。
ホカホカの温かいおせちを食べることができるのは嬉しいですね。蒸すことで肉料理や魚料理などにしっとりとした食感を蘇らせることができるためグルメな人にもオススメな一品です。
また、洋風おせちや中華おせちなどは温めることを前提にして作られたおせち料理となっており、購入した人には温め方についての記載した説明書やWEBサイトでの情報公開なども行われています。レンジが普及したことで、これからは「おせち料理を温める」時代なのかもしれないですね。
一手間かかりますが、レンジで温めるだけで焼きたてのようにふんわりとする伊達巻やとろけるような食感になる栗きんとん、しっとりと味が染みた煮物や香ばしい焼き物などを味わうことができます。フレンチの巨匠や中華料理の料理人などプロが作った家庭では手作りできないような、おせち料理もおすすめです。一度試してみてはいかがでしょうか。
ご飯のおかずなのか、つまみなのか。おせち料理は好みに合わせて温めよう
おせち料理は元来冷めた状態で食べるのが一般的です。冷めたおせちと熱々のお雑煮をいっしょに食べたり、お酒のつまみとして楽しむのもよいですね。一方、煮物や焼き物などご飯との相性が良い物は温かい状態で食べた方が美味しく食べられる場合もあります。その際は、ご紹介した温め方をぜひ試してみてください。
家族の好みや食べるシーンに合わせて工夫するとよりおせち料理が楽しめます。今年のお正月は一味違うおせちを楽しみましょう。
※温める時間やワット数はあくまでも目安です。温めるものの大きさや量によって異なりますのでお持ちのレンジの説明書にしたがって温めてください。