たまにはビールではなくワインを！　シチュエーション別宅飲みワインのススメ

友人宅に招かれた際や、気の合う仲間との集まりがあるときに、手土産として喜ばれるもののひとつがワインではないでしょうか。カジュアルにお洒落を演出してくれ、様々なおつまみにも合います。
ただ、ワインには種類や銘柄も多く、シチュエーションによってどのようなワインを持っていくべきなのか難しいもの。
そこで今回はワインナビゲーターの岩瀬大二（いわせ　だいじ）さんに、ぐるすぐり内で購入できるワインの中から、手土産で持っていくと喜ばれるワインをシチュエーション別に教えていただきます！

目次
1.BBQなどたくさんの人数で楽しむワイン『サンテロ　ピノ・シャルドネ　スプマンテ　ブリュット』
2.4～5人の宅飲みにぴったりのワイン『ラ・パッション　グルナッシュ』
3.大切な人と二人きりで飲むときにオススメなワイン『アンリ・ド・ヴォージャンシー』

岩瀬大二
酒旅ライター・ワインナビゲーター
ワイン、日本酒、ハードリカー、ビールなど、「お酒をめぐるストーリー」「お酒を楽しむ場づくり」を通じてその魅力を案内。イベントMC、シャンパーニュ専門WEBマガジン『シュワリスタ・ラウンジ』編集長としても活動。

1.大人数のBBQに！　『サンテロ　ピノ・シャルドネ　スプマンテ　ブリュット』でパーティー感を演出！

まずはBBQなどたくさんの人数で楽しむ際に活躍する「大人数で飲む時のワイン」から。ワイワイ大人数で飲むときは皆が普段から慣れ親しんでいるビールを飲むことが多いですが、たまには趣向を凝らしてみたいものです。そんなときに手土産で持っていくのにぴったりなワインはどんなものなのでしょうか？

「大人数で、特にBBQといったイベントにオススメなのが、イタリアのスパークリングワイン『サンテロ　ピノ・シャルドネ　スプマンテ　ブリュット』。手頃な値段で、プラコップでも飲める手軽さがこのワインのいいところだと思います。スパークリングワインなので、ポンッと栓を開けるパーティー感もあり、いつもより特別感を演出することができ盛り上がりますよ」

ワインというと丁重に嗜まなければいけないという高貴なイメージがありますが、このワインはプラコップでも楽しめる手軽さが逆にラフでお洒落ですね！　肝心の味はどうなんでしょう？

「まず飲み方ですが、3～4度まで冷やして飲むといいですね。非常に飲みやすいドライなタイプなので、冷やすことでより清涼感が出てスッキリと飲めると思います。手頃な値段のスパークリングワインは冷えていた方が美味しいので、氷を詰めたクーラーボックスで冷やすときには、定期的にボトルを逆にするといいですね。とくに首の部分が冷えにくいので、注意しましょう」

▲ボトルの首を冷やすと開けたてからひんやり

スパークリングワインをクーラーボックスで上手に冷やすコツ、ぜひ皆さんも参考にしてみてください。
ちょっとゴージャスな特別感を出しながらも、ビールのようにスッキリと飲めるスパークリングワイン。BBQの際に持っていったら、これは盛り上がること間違いなしですね！

2.『ラ・パッション　グルナッシュ』は、筑前煮にも合うワイン界のオールラウンダー！

続いては、「4～5人の宅飲みにぴったりのワイン」を教えていただきました。気の合う仲間との宅飲みって、みんなでおつまみを持ち寄ったり、料理をしたりととても楽しい時間ですよね。でもお酒はあまりこだわらず、いつも似たようなものを飲んでしまいがち。岩瀬さんは、そんなときにオススメのワインがあるといいます。

「家で飲むというときにオススメなのがこの『ラ・パッション　グルナッシュ』。
まずラベルがいいんですよね。力が抜けていて、気楽に飲もうぜって感じが伝わってきます。ラベルの通りカジュアルで飲みやすいワインなので、きちんとしたワイングラスがなくても、家にあるグラスで十分楽しめますよ」

ワインは第一印象が大事だという岩瀬さん。スペックだけではなく、こうしたラベルのデザインで選ぶことも、ワインを選ぶ楽しさのひとつなんですね。

「このワインは、フランスのラングドック・ルーションという地域のブドウを使っています。地中海の温かい風とピレネー山脈から降りてくる冷涼な空気が入り混じった、非常にブドウ栽培に適したところなんですよ。手頃な値段だと質が悪いのかなと思っちゃう方もいると思うんですけど、こちらはきちんと品質もよいワインです」

「このワインのいいところは、どんなおつまみにも合ってくれるところ。筑前煮から餃子、スナック菓子にも寄り添ってくれるほど、カバーしてくれる味の領域が広いんですよ。とにかく飲みやすくて、気づいたら一本空いている、そんなワインですね」

それぞれおつまみを持ち寄る楽しさも宅飲みならでは。そんなとき、あっさりした味のものから、濃い味のものまで、いろんな味に合ってくれる万能なワインがあると心強いですね！
岩瀬さんは、宅飲みの際に余ってしまったワインの保存方法も教えてくれました。

「宅飲みをすると、ワインが余ってしまうことがあると思います。そんなときには小さいサイズの空のペットボトルに移し替えて保存するといいですよ。ワインは空気に触れる面が少なければ少ないほど長持ちするので、2～3日は美味しく飲めますし、料理に使うのもいいですね」

3.『アンリ・ド・ヴォージャンシー』はロマンチックな夜にぴったりのワイン

最後は「大切な人と二人きりで飲むときにオススメなワイン」。特別な日に、家のソファでくつろぎながらゆっくり飲む、そんな贅沢で甘い時間を過ごすのにぴったりなのはどんなワインなのでしょうか。

「大切な人と飲みたいのがシャンパーニュの『アンリ・ド・ヴォージャンシー』です。これもラベルに注目してみてください。ハートのラベルの真ん中で鳩がキスをしているんです。鳩は日本では平和の象徴として有名ですが、フランスではそれに加え結婚の象徴でもあるんです。愛のメッセージを含んだシャンパーニュなので、フランスでは結婚式の乾杯に使っている人も多いんですよ」

▲フランスで鳩は結婚の象徴という意味もあるんだとか

「このシャンパーニュは、シャンパーニュの中でも評価の高いエリアのシャルドネ（ブドウの品種）だけで作られています。エレガントでスッキリとした味わいですが、余韻もしっかりあって、全体的な印象は柔らかい。ラベルも素敵ですが、味の方も女性にも男子にも楽しんでいただけるでしょう」

「シャンパーニュには雰囲気を和ませる作用があると思うんです。高揚して楽しみたいときとか、何かを語り合いたいときに寄り添ってくれますね。特別な日に大切な人とシャンパーニュを飲むことで、昔のことを思い出したり、未来のこと考えたり、二人の距離がより縮まってくれるはずですよ。特別な日にはぜひシャンパーニュを飲んでみてくださいね」

もっと気軽に宅飲みワインを楽しもう！

ワインナビゲーターの岩瀬さんに、シチュエーション別のワインを教えていただきました。
ワインというと、マナーが厳しく少し堅いイメージがありましたが、みんなでワイワイ飲めるものや、家にあるグラスで楽しめるカジュアルなものまで様々な種類があるんですね。
本日紹介したワインは、ぐるすぐりでもお取り寄せ可能です。
みなさんもぜひ、このシチュエーション別のワインを参考にそのときにぴったりのワインを選んで、気の合う仲間との宅飲みを楽しんでくださいね。

（ライター・カメラ/高山諒　編集/ヒャクマンボルト）

Produced by ぐるすぐり食マガジン

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