究極の生姜焼きの秘訣は「ハチミツ」だった?!銀座のハチミツでやわらかジューシーな生姜焼きを作ってみた
こんにちは。料理研究家の河瀬璃菜です。突然ですが「生姜焼き」お好きですか?老若男女問わず愛されてきたロングヒット定番おかずでもある生姜焼きですが、いまいち作ってもパサパサしている、味がしみてない・・・なんてお悩みの方も多いのではないでしょうか。 そんな時「ハチミツ」を使うと生姜焼きがグンとおいしくなると言う情報をゲットしました!おいしさは食材から・・と言うことでせっかくなのでおいしいハチミツから探しに行ってまいりました。
2017年8月9日
Produced by ぐるすぐり食マガジン
こんにちは。料理研究家の河瀬璃菜です。突然ですが「生姜焼き」お好きですか?老若男女問わず愛されてきたロングヒット定番おかずでもある生姜焼きですが、いまいち作ってもパサパサしている、味がしみてない・・・なんてお悩みの方も多いのではないでしょうか。
そんな時「ハチミツ」を使うと生姜焼きがグンとおいしくなると言う情報をゲットしました!おいしさは食材から・・と言うことでせっかくなのでおいしいハチミツから探しに行ってまいりました。
えっ!銀座で作られたハチミツだと・・?!銀座で都市養蜂に触れ合ってきた
みなさま、大都会 銀座で都市養蜂が行われているのをご存知でしょうか?私も実は初めて知ったのですが、なんと銀座で年間1.2万トンものハチミツが生産されているのだそうです。
そんな「銀座のハチミツ」を作る特定非営利活動法人 銀座ミツバチプロジェクトの田中理事長に今回はお話を伺いました。
河瀬「銀座で養蜂を始めようと言うきっかけはなんだったのでしょうか?」
田中理事長「都市と自然環境との共生を目指し2006年に銀座の屋上で養蜂をスタートし、いまでは世界各国から都市養蜂の研究者たちが銀座にお越しいただいていますよ。」
銀座紙パルプ会館の屋上に備えられた3つの巣箱。こちら以外にも銀座の数カ所に巣箱を置いているそうです。
河瀬「銀座で採れたハチミツとのことですが、ミツバチの行く先を見ている訳ではないのに、どうしてそれがわかるのでしょう??」
田中理事長「ミツバチのコミュニケーション方法でミツバチダンスというものがあり、このダンスのお尻のふるわせ方の方角や振動の音の長さなどでどこに花の蜜があるかをミツバチたちは情報交換しているのです。また、ミツバチの行動半径は2~3㎞あるので、その中から蜜を集めてくるので、銀座周辺で採れたハチミツと言えます。」
河瀬「なるほど・・一つ一つの行動や音に意味があるのですね。銀座で養蜂って排気ガスなどの心配はないのでしょうか?そして銀座って大都会のど真ん中ですが、なぜ年間1.2万トンものハチミツが採れるのでしょう?」
田中理事長「ミツバチは環境指標のバロメーターとも言われており、『ミツバチが元気に生育している』というのがその質問の答えにもなっています。また、意外かもしれませんが、銀座で採れるハチミツは百花蜜で、そのほとんどが街路樹となっています。街中にたくさん植えられた街路樹が季節ごとに一斉に花を咲かすので都市での養蜂は理にかなっているのかもしれません。」
ミツバチ以外にも銀座中の屋上に全国の食材を植え、ミツバチが遊びにいけるビーガーデンを増やし地域に貢献したり、都市農村交流ツアーを行い地方の活性化、被災地の支援を行っているそうです。
この他にも焼酎の原料となるサツマイモや地方との交流で植えられた雑穀など様々な食材が植えられていました。
こうしてできた食材やハチミツは、単に売るだけでなく、銀座のバーやクラブの方々にカクテルを作っていただいたり、パティシエにケーキなどの スイーツを作っていただいたり、銀座生まれのハチミツを銀座の中心で味わえるそうです。
銀座でハチミツや食材を生産することで、社会的な問題の解決の他、人や地域と絆づくりなど、新しい価値を創造することに繋がっているのですね。
貴重な体験をありがとうございました!ちなみに今回体験したギンパチツアーは一般の方でも職員の方が空いている日程であれば参加ができるそうですよ!
ご協力
銀座ミツバチプロジェクト
住所:東京都中央区銀座3-9-11紙パルプ会館内
HP:http://www.gin-pachi.jp/
おいしいハチミツで究極の生姜焼きを作ったら悶絶した レシピあり
ミツバチへの愛も高まったところで、早速購入したGINPACHIを使って究極の生姜焼きを作りましょう!
購入したのは2種類。6月に採取されたユリノキがベースのハチミツに7月に採取されたネズミモチがベースのハチミツ。
さっぱりとした甘さがお肉には合うのでは?というアドバイスをいただきましたので、今回はユリノキベースのハチミツを使用しました。
季節ごとに味わいも様々で4月の桜ベースのハチミツは華やかでフルーティーな香りを楽しめましたよ。
ハチミツでやわらかジューシー生姜焼き
材料(1人分)
豚ロース薄切り肉 … 200g
ゴマ油 … 適量
Aすりおろし生姜 … 小さじ1
Aすりおろし玉ねぎ・・・1/4個
Aしょうゆ … 大さじ2
Aみりん … 大さじ1
A酒 … 大さじ1
Aハチミツ … 大さじ1
【下準備】
・豚肉は筋切りをする。
・豚肉をAに15分ほど漬ける。
1、フライパンにゴマ油をひき、豚肉をのせたら火をつけ、中火で焼き色がつくまで焼き、一度取り出す。
2、1にAを入れ、煮詰まったらお肉を戻し入れ、タレを絡める。
おいしい生姜焼きのコツ
・焼いたときの肉の縮みを防ぐために、肉は1枚ずつしっかりと筋切りをする。
・長時間漬け込むと調味液の塩分で肉の水分が抜けてしまうため、漬け込む時間は15分程度で。
・プロテアーゼというタンパク質分解酵素を含むハチミツ、すりおろし玉ねぎを調味液に加えることでより柔らかく!
・調味液にハチミツを使うことで肉と絡みやすくなり、さらに奥深い甘みとコクがでる。
・お肉に火が通ったらフライパンから取り出し、タレを煮詰めた後にお肉を戻し入れ絡めることで、火が通りすぎて固くならない!
甘辛いタレがしっかりと絡んだやわらかジューシーな生姜焼きの完成です!肉の旨みに生姜のピリッとした清涼感、ハチミツと醤油のコクと深みが広がります。
ご飯が進むこと間違いなし!
一手間加えることで、とっても美味しくなるハチミツを使った絶品やわらかジューシーな生姜焼き、ぜひ試してみてはいかがでしょうか?
Produced by ぐるすぐり食マガジン
*著者プロフィール
河瀬璃菜 りな助(料理研究家・フードコーディネーター)
1988年5月8日生まれ。福岡県出身。
レシピ開発、商品開発、レシピ動画制作、企画執筆、編集、イベントメディア出演、料理教室など食に纏わる様々なお仕事をしています。
時短、ズボラ、ねと飯系が得意。料理ができない人でも作ってみたくなるレシピを提案します。
著書「ジャーではじめるデトックスウォーター」「決定版節約冷凍レシピ」「発酵いらずのちぎりパン」 など
Blog:http://lineblog.me/linakawase/
Twitter:https://twitter.com/linasuke0508