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イワシなのに田を作る!?「田作り」の語源と意味とは?

公開日時:2018/08/22 10:00 

お正月のおせち料理に欠かせない田作り。ごまめとも呼ばれていますが、どのような由来や意味が込められているのでしょうか。

イワシなのに田を作る!? 「田作り」の語源と意味とは?

お正月のおせち料理に欠かせない田作り。ごまめとも呼ばれていますが、どのような由来や意味が込められているのでしょうか。

田作りはおせち料理祝の肴三種の一つ

田作りは、おせち料理の祝い肴三種の一つとされるもので、一般的には重箱の一の重に入れられます。祝い肴三種とは、正月の祝い膳として必ずなければ体裁が整わないとされている料理のことです。関東と関西など地域によって内容はやや異なるものの、田作りは東西の祝い肴三種に必ず入っています。それだけ田作りはお正月のお祝いにはなくてはならない一品と言えます。

イワシは高価な畑の肥料として使われていた!?

田作りとは、カタクチイワシの稚魚を空煎りして冷ましておき、醤油やみりん、砂糖を煮詰めたものにからめた甘露煮です。
昔、イワシは畑の肥料として使われていました。イワシの肥料は田んぼで使われる肥料の中でも最も高価でしたが、この肥料を使った田んぼは豊作になる ことが多かったそうです。豊作を呼ぶ肥料が「イワシ」だったことからイワシの甘露煮は田作りと呼ばれ、五穀豊穣を祈願して食べられるようになり、おせち料理の一つになりました。
また、田作りに使われるカタクチイワシの稚魚には、カルシウムやタンパク質、中性脂肪やコレステロールを低減させ、動脈硬化を予防するDHAが多く含まれており、栄養価が高い料理でもあります。

田作りの別名「ごまめ」に隠された意味

田作りの別名称である「ごまめ」は、実は「こまめ」というのが正しい表記で、小さい群れを表す「細群(こまむれ)」が語源です。それが、身体が丈夫という意味である「まめ」と合わさり、さらに接頭語の「ご」がついて濁音となりました。
ごまめには田作り同様、豊作への祈願に加えて健康に過ごせるようにという願いもこめられています。ごまめは、もともとは田作りよりも小さな「カタクチイワシ」を呼ぶ言葉でしたが、昨今では田作りと同じものを指すようになっています。
正月のお祝いらしさが感じられるように「五万米」や「五真米」という漢字が用いられることもありますが、語源とは無関係の当て字です。
五穀豊穣や健康を祈る目的で入れられている田作りは、おせち料理に欠かすことのできない主役級の存在です。そんな田作りのほか、一の重には子どもも食べやすい甘い料理が並びますから、家族で新年の健康を祈って大切に頂きたいですね。