貝?虫?植物?おせちに入っている「チョロギ」って一体何なのか
おせち料理に入っている「チョロギ」が何か知っていますか?
おせち料理に入っている「チョロギ」が何か知っていますか?
チョロギ自体、おせちの定番としてすぐにイメージが思い浮かぶ人もいれば、地方によってはおせち料理としてチョロギを食べない場合もあるため、知らない人もいるかもしれません。
一見、虫か貝のようにも見えるのですが実は シソ科の植物で酢漬けにして食べられます。
鮮やかなピンク色をしたその姿と美味しさに熱狂的なファンもいるようです。
そもそもチョロギって何?
チョロギというのは黒豆に添えられることもあれば、単品としておせち料理に用いられる、小さい赤い巻き貝のような形の植物です。
江戸時代に日本に入ってきた中国原産のシソ科の植物で、ピンク色の花が咲きます。食用とされるのはジャガイモと同じく、地中で育った塊茎の部分です。
チョロギというと、梅酢などで赤く染まった姿がよく知られていますが、実は調理する前はにんにくのような白色です。
トビケラの幼虫である「いさごむし」に、その見た目が似ていることから、「草石蚕(くさいさご)」とも言われます。
岩手県や福島県、大分県など、国内の各地で栽培されています。
実はフランスでも愛されるチョロギ。体にも良い!
チョロギは、酢漬けとして食べられることが多く、シャキシャキした歯ごたえと、サッパリとした味付けで箸休めにぴったりです。
そのほか、天ぷらなど、さまざまな調理法で楽しむことができ、フランスではサラダや炒めものなどにしてよく食べられています。
腸内環境を整え、善玉菌を増やすオリゴ糖が含まれているほか、脳細胞を活性化する成分が含まれていることも分かっています。
中国では、病気の予防や、血の巡りを良くしたり、精神を安定させる漢方薬として、昔からその薬効が知られています。
チョロギの名前の由来は長寿からきている
「長老喜」、「丁呂木」、「千代呂木」など、様々な書き方で書かれる チョロギは長寿に効果のある縁起の良い食べ物として、おせち料理として食べられるようになりました。
黒豆に添えられるのは、達者(まめ)で長生きできますようにという願いが込められてのことです。
黒豆の黒にチョロギの赤が映えて、見た目もお正月らしく鮮やかです。チョロギは、お正月の御馳走を食べすぎて疲れた胃腸も優しく整えてくれ、お正月にぴったりの食材なのです。
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