【おせち新時代!?】エスニックおせちのレシピ
和風・洋風・中華に続き、ついに第4のおせちが出現!その名もエスニックおせち!定番のおせち料理の中から、えびのうま煮、黒豆、紅白なますをエスニックにアレンジしたレシピをご紹介します。
第4のおせち(エスニックおせち)
毎年正月に食べるおせち。黒豆に栗きんとんに昆布締めにetc・・・ってなんだか毎年同じラインナップばかり!!洋風のおせち、中華風おせちなどのアレンジおせちもありますが、それならエスニックおせちがあってもいいのでは!?
・・・というワケで作ってみました。定番のおせちに飽きた方は、2015年はエスニックおせちでお正月料理を楽しみませんか?
お正月の神様である年神様に供える料理であるおせち料理は、家族の幸せを願う縁起ものの料理でもあります。使用される食材には、それぞれおめでたい意味やいわれがありますよ。今回はおせち料理の中から、えびのうま煮、黒豆、紅白なますをエスニックにアレンジしたレシピをご紹介します。レシピ紹介の前に、それぞれのおせちの由来をご紹介します!
●おせちの由来
①えびは火が入ると背が丸くなるので、腰が曲がるまで長生きできるように。
という願いが込められています。
②黒豆
まめに働き、まめにくらせるようにという願いが込められています。
③紅白なます
お祝いの水引きを形作ったもので、平和を願う縁起物とされています。
さて!これら3品をエスニック風にしたおせちレシピをご紹介します。
①えびのナンプラーうま煮
①えびのナンプラーうま煮
【材 料】
・有頭海老・・・・・・・・6尾
・だし汁・・・・・・・・・350cc
・酒・・・・・・・・・・・大さじ2
・みりん・・・・・・・・・大さじ1
・砂糖・・・・・・・・・・大さじ1
・ナンプラー・・・・・・・大さじ1
・醤油・・・・・・・・・・小さじ1/2
・レモン汁・・・・・・・・大さじ1/2
※だし汁は、水1000cc、昆布10g、かつお節20gで
とりました。
1.えびは塩水で洗い、竹串で背わたを除く。
2.はさみでひげを切り落とし、尾の先を切りそろえる。
3.えびの背を丸め、楊枝でつの字になるように刺してとめる。
4.鍋にだし汁、酒、みりん、砂糖、ナンプラーを入れて強火にかけ、煮立ったらえびを加えて中火で5分煮る。
5.レモン汁を加えてひと煮立ちしたら火を止め、そのままおいて冷ます。盛るときに楊枝をはずす。
冷蔵庫で保存し、3日を目安に食べきってください。
ナンプラーの濃厚な旨味を加えたえびのうま煮はエスニック料理ならではの独特な香りがあり、深みのある味わいです。レモン汁の清涼感でさっぱりと食べられますよ。
②黒豆のココナッツミルク煮
【材 料】
・黒豆の甘露煮・・・・・100g
・ココナッツミルク・・・200cc
・砂糖・・・・・・・・・30g
1. 鍋に黒豆の甘露煮、ココナッツミルク、砂糖を入れて中火にかけ、煮立ったら弱火で10分煮る。
2. 火を止め、冷めるまでそのままおく。
冷蔵庫で保存し、3日を目安に食べきってください。
ココナッツミルクの甘い香りとコクが加わった黒豆は濃厚! デザート感覚で食べられますよ。
今回は市販品を使用しましたが、ご家庭で黒豆を作って、余ったものを使用してもOKです。
③パクチー香る紅白なます
【材 料】
・大根・・・・・・・・・8cm(約200g)
・人参・・・・・・・・・4cm
・パクチー・・・・・・・10g
・塩・・・・・・・・・・小さじ1/4
・酢・・・・・・・・・・大さじ2
・砂糖・・・・・・・・・大さじ1
・ナンプラー・・・・・・小さじ1
・輪切り唐辛子・・・・・少々
1. 大根、人参は千切りする。パクチーはみじん切りする。
2. ボウルに大根、人参を入れて塩をもみ込み、10分おいたら水気をしぼる。
3. 酢、砂糖を混ぜて②のボウルに加え、パクチー、輪切り唐辛子も加えて和える。お好みで食べるときに刻んだパクチーをトッピングしてください
1時間ほどおくと味がなじみます。冷蔵庫で保存し、5日を目安に食べきってください。
パクチーの香りが爽やかで後味すっきり。ナンプラーの旨味が加わって、いつものなますよりも奥深い味わいです。おせちは味が濃いものが多いので、お口直しにいいですよ。余ったら焼いたチキンと一緒にパンに挟めばベトナムのバインミー風のサンドイッチを楽しめます。
定番のおせちに飽きた!そんな方におすすめのエスニック風おせち。調味料や食材をちょっと変えるだけで作れるので、気軽に作ってみてはいかがでしょうか。
Writer
- ライター名:
- 五十嵐ゆかり | 料理研究家・管理栄養士
-
料理が好きで、食卓から社会を楽しくしたいという想いから、中学で料理研究家を目指し、大学を卒業後に管理栄養士試験に合格。新卒でレシピ制作会社の株式会社フードクリエティブファクトリーに入社。
年間2,000レシピの制作撮影を手掛ける同社では1日40レシピの撮影調理・スタイリングを8時間で一人で行っていた。
今はレシピ考案や栄養監修、コラム執筆、レシピ制作ディレクター、メディアプロデューサーを中心に担当。
ブログ: http://ameblo.jp/fcf-yukari/
(編集:フードクリエティブファクトリー: http://foodcreativefactory.com)