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日本産茶葉のみを使用。 一杯のボトルドティーから広がる芳醇な物語

公開日時:2018/05/15 00:00  更新日時:2018/09/12 10:08

商品化まで足かけ2年。日本茶の魅力と可能性をボトルドティーで伝える日本茶メーカー『The Tea Company』では、日本産の茶葉を使用し、自社工場でボトリング。現在、自社農園を開発中で、より芳醇な日本茶を届けるべく試行錯誤しています。一杯のお茶にどのような思いを込めたのか、代表を務める岡崎恵さんと、取締役で茶師の田島 庸喜さんにお話を伺いました。

日本茶の良さを伝えたい! 熱い思いの下、お茶のエキスパートが集合

「ボトルドティーに目覚めたきっかけは、あるイタリアンレストランでした」と、振り返るのは、『The Tea Company』代表の岡崎恵さん。隣のテーブルで、ワインと見紛うようなボトルドティーと料理とのペアリングを偶然見かけ、日本茶の新たな世界観を見出したといいます。
もともと、台湾茶など香りのよいお茶には親しみがあり、ワインの造詣も深かった岡崎さん。それ以来、「食中酒」ならぬ「食中茶」として、料理に合う香り高い日本茶がないことに疑問を抱くようになりました。

▲ワインの造詣も深い岡崎さん

 
「調べてみると、日本でもウーロン茶を作ることは可能。ウーロン茶のような発酵茶を、国産の茶葉で作り、新しい飲み方として、ボトリングしたお茶をグラスで楽しむことを提案できたら」と、一念発起。
さらに、ペットボトルでお茶を飲む習慣が根付き、最近では急須を持っている人も減少している状況があり、ウーロン茶や紅茶にはお金を払っても、日本茶は無料で飲むものという感覚も気になっていたといいます。
「日本茶には素晴らしい作り手さんがいるのに、日本人の私たちが、おいしいお茶をお金払って飲まないのは何か違う。私たちのボトルドティーはゴールではなく、あくまでも、おいしい日本茶を探すスタートになったらと思いました」。

▲お茶をワインのようなボトルでワインのように楽しむボトルドティー

 
そんな熱い思いに賛同したのが、漢方医の資格を持ち、広尾で9年間に渡って、中国・台湾茶の専門店を経営していた、お茶の目利きである田島庸喜さん。そして、製茶を担当する茶師として、日本品種の茶葉でウーロン茶を作る技術を持つ渡邉拓哉さんを迎えます。
渡邉さんは、世界でも最高級のウーロン茶として知られる「東方美人」を作るお茶農家さんの下に住み込みで修業し、茶畑の管理から製茶まで一貫して学びました。そこで、自社茶園も開発。こうして、緑茶だけでなく、発酵茶を作るという、新たな取り組みがスタートしたのです。

▲中国・台湾茶の専門店を経営していた経歴のある田島さん

日本産発酵茶が 日本茶のこれからを変える!?

こちらのボトルドティーは、現在8種類。商品化に至るまでには約2年もの歳月がかかっています。「もう試作の繰り返しで、毎日お茶を飲み続けていました」と、岡崎さんと田島さんは笑います。試行錯誤した主な理由は、低温抽出にこだわったため。
「低温抽出はお湯に比べて、渋みが少なく、カフェインも控えめ。甘みと香りが引き立ち、とてもピュアな味わいに仕上がります。しかし、もともと、温かくして飲むものとして作られている茶葉がほとんどなので、低温抽出しておいしくできるものを探すのが大変でした」と、田島さん。

 
その傍ら、岡崎さんと田島さんは、全国各地でも数少ない、有機栽培などのなるべく農薬を使わずに茶葉を栽培している生産者のもとを訪ね、茶師の渡邉さんは渡邉さんで、日本品種の自社茶園を作るプロジェクトを進めます。
そこで、目の当たりにしたのが、お茶農家さんの後継者不足や、耕作放棄地となった茶園などの厳しい現状でした。

▲耕作放棄地を活用している自社茶園

 
「私たちのお茶のテーマは、日本産の発酵茶ですが、理念としては、“次世代に繋がる日本茶を創出すること”なんです」と、田島さん。
「緑茶は、柔らかい新芽を使うと香りや深い味わいが出るので、一番茶の価値が非常に高く、その後に、二番、三番と続きます。現在、一番茶の茶価が値下がりしているため、後に続くお茶も当然下がり、後継者不足の一因にも繋がっています。
しかし、ウーロン茶で使用するのは、二番茶以降の成熟した茶葉。今、日本ではあまり注目されていない二番茶以降の茶葉を、ウーロン茶や紅茶などの発酵茶にして価値を上げていくことで、お茶農家になりたいという次世代の人たちが生まれたらと期待しているのです」。

▲茶葉の香りを確かめる茶師の渡邉さん

 
そのために肝となるのが、おいしいウーロン茶を作る「技術」です。製茶の機械は台湾のドラム式を輸入し、技は本場台湾仕込みの渡邉さんによるものとなれば、今までになかった日本のウーロン茶が誕生するのも納得です。
香り豊かな「つゆひかり」という日本品種で作ったウーロン茶は、ゆくゆくは、日本茶の未来を変えることになるのかもしれません。

ティーペアリングの可能性と 豊かなテロワールの世界

「日本茶でこれだけの種類を揃えているのが、私たちの強み。お酒が飲めない方も、ボトルドティーがあれば、食事とのペアリングを楽しめます」と、岡崎さんが言うように、乾杯から、前菜、メインの肉魚、そしてデザートまで。香り高く個性豊かなこちらのボトルドティーは、すでに、銀座の高級イタリアンレストランを筆頭に、ペアリングで提供されています。また、それぞれのお茶にテロワールが反映されていることも、見逃せません。
「レストランのシェフやソムリエを通じて、日本茶の現状をお伝えしたい。ゆくゆくは、ワイナリーや日本酒の蔵のように、現地へ足を運んでいただき、その土地の風土を感じてもらえたらと思っています」と、田島さん。
グラスに注がれた珠玉の日本茶は、私たちに、これからいっそう豊かな景色を見せてくれそうです。

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