No.4　8個（ブロンドチョコレート）

ここがこだわり

キャラメルのような香ばしいブロンドチョコレートでつくる二層の生チョコレート

農園と直接契約して仕入れたカカオ豆を発酵させ、日本で焙煎して仕上げる「MAGIE DU CHOCOLAT」のチョコレート。自らの手で原材料を選びたいと情熱を見せる松室和海オーナーシェフが構えた、東京・自由が丘のショコラトリーです。

産地によって違うカカオ豆を巧みに配合するショコラティエ

カカオ豆をチョコレートにするまでの工程を一貫して行うBean to Barという製法を取り入れることで、クオリティの高いチョコレートを製造している「MAGIE DU CHOCOLAT」。
その年の天候や病虫害の影響によって香りや味が異なることから、エクアドルやペルー、ガーナ、インドネシアなど諸国の農園からカカオ豆を輸入しています。

収穫の状態を見て、焙煎の状態や配合を考えながらチョコレートに仕上げる松室シェフ。
産地ごとに選別したカカオ豆で10種以上のチョコレートバーを開発するなど、味の追求と原材料には徹底した信念があります。

今回ご紹介する生チョコレート「NO.4（ナンバーフォー）」は、甘みを程よく抑えた55%濃度のチョコレートを使用。カカオ豆独特のアロマがしっかりと感じられ、深い味わいと重さがありながらも、苦味の少ないチョコレートです。

第4のチョコレートと言われる濃厚なブロンドチョコレートとのハーモニー

そのビターチョコレートの上層にのせるのは、その名のとおり金色に光るブロンドチョコレート。
フランスのチョコレートメーカーがホワイトチョコレートをうっかり焙炉に入れたままにしてしまい、偶然にできたキャラメルのような香りのチョコレートです。
「MAGIE DU CHOCOLAT」では50〜60度の温度で、ホワイトチョコレートを2日間かけてじっくり焦がして作っています。

ホワイトチョコレートのしっかりとした甘みがありながらも、時間をかけてキャラメリゼすることで、口残りしないすっきりとした味わいに。濃厚で弾力を感じる食感とフルーティーな香りが楽しめ、一粒でもしっかりとスイーツの存在感を醸し出しています。
シンプルで誤魔化しがきかないからこそ、味わってほしい一品です。

松室和海／ショコラティエ
「MAGIE DU CHOCOLAT」のオーナーシェフ。
横浜・みなとみらいにあるチョコレート専門店「バニラビーンズ」の工場長を8年間務め、2016年に「MAGIE DU CHOCOLAT」をオープン。
世界各国から仕入れたカカオ豆を日本で焙煎し、店舗内でチョコレートに仕上げている。