「ジャム × 白米」!? 禁断の組み合わせを実際に食べてみた
みなさんこんにちは。青森の生ゆるキャラこと、りんご飴マンです。弘前初のスターバックスがオープンした際、徹夜で並んで最初のお客さんになったのですが、カフェインアレルギーであることを忘れていた結果、オレンジジュースを頼んでしまったことで知られています。
みなさんこんにちは。青森の生ゆるキャラこと、りんご飴マンです。弘前初のスターバックスがオープンした際、徹夜で並んで最初のお客さんになったのですが、カフェインアレルギーであることを忘れていた結果、オレンジジュースを頼んでしまったことで知られています。
突然ですが皆さんが好きな朝食は「パン」ですか? それとも「ご飯」でしょうか? 僕は断然パン派でして、いちごジャムをたっぷりかけて食べるのが好きなんです。そんなジャムですが、その筋の情報によると、驚くほど簡単に作れるのだとか。あのトロトロ感や、奥深い味わいは長年の技がないと再現できないと勝手に思い込んでいた自分が恥ずかしいです。ということで、今回は簡単で美味しい手作りジャムの作り方をご紹介したいと思います。
今回お世話になるのは、手作り無添加のジャムを製造販売している専門店、チャーリーズジャムさんです。青森県むつ市に店を構えているのですが、弘前から車で3時間ほどかかり、同じ青森でも東京に行くより時間がかかっちゃいました。
工房にはビン詰めされた色々な味のジャムたちが立ち並びます。定番のいちごやブルーベリーにはじまり、桑の実やマルメロなど珍しいものも用意されていました。
店主の佐々木 郁美さんとご主人のチャーリーさん。この素敵な夫婦に激うまジャムのレシピを教わりましょう。
シンプルイズベストないちごジャムの作り方
材料:いちごジャムの場合
いちご・・・300g
砂糖・・・180g
※果物の重さに対して60%の砂糖を入れると丁度よい
※いちごの形を残したくない場合は事前に細かくカットする
作り方 調理時間:30分
1,鍋にいちご、砂糖を入れて軽くまぶしながら弱火にかける。
2,いちごから水分が出て沸騰をはじめたら、時折アクをとる。
3,ヘラで鍋底をなぞったときに戻りが遅く、とろりとなったらジャムの完成。
4,ビンにジャムを詰める。
5,煮沸。ビンのキャップぎりぎりまで水を入れ、沸騰させる。フタが少し膨らんできたら消毒完了。冷蔵庫で冷やします。
このような感じでブルーベリーやスグリのジャムも完成。まさか果実と砂糖だけでできてしまうとは……。お好みでブランデーを入れることもあるみたいですが、素材の味だけで十分美味しいジャムができました。また、果実は甘いものよりも、少し酸味のあるものの方が相性良いので、加工品などに使われる品種や状態のものを選ぶのがオススメ。シンプルで素材の味を100%楽しめるジャム、色んな果実で試してみたいですね。
実食、まさかの展開に仰天!
ジブリ映画に出てきそうな大きなパンも焼きあがりました。ジャムをつけてオシャレなパーティが始まると思った次の瞬間、ボクは耳を疑う事実を聞いてしまったんです。
なんと、このむつ市周辺ではご飯にジャムをのせて食べる文化があるとのこと。特におばあちゃん世代が好んで食べているそうで、中にはお酒のおつまみにしているツワモノもいるとか。
そんなことを聞いてしまったら、試してみないわけにはいかない。早速ご飯にジャムをのせて、どんな味が一番おいしいか検証することにしました。
おおっ!?
ご覧ください、白米の上に色とりどりのジャムたちがのっていきます。この圧倒的なインパクト。すいません、やっぱりやめていいですか……?
ジャム×白米の相性は
今回はご飯のお供になりそうな6種類をセレクトしてもらいました。嫌な予感しかしませんが、早速検証していきたいと思います。
※「黒い森」…カシス、ヤマブドウ、黒苺、桑の実などをミックスしたもの
※ご飯は炊きたてではなく、冷や飯との相性がよいとのこと
まずはこちらの地域でよく食べられるという、スグリのジャムご飯から。
………あれ?
案外、イケるかも。酸味の強いスグリと、ほのかに甘いご飯が口の中で混ざって、これはこれでアリなのかもしれない。梅干しご飯とまではいかないけど、ちょっとクセになりそうなお味です。
では、いちごジャムはどうでしょう。口にいれる前から恐怖でしかありません。
この表情。やはり甘みとご飯の相性はそこまで良くないようです……
しかし、「なるほどなるほど」とまた食べるボク。正直あまり美味しくはありませんが、なにかクセになってしまう味なのです。
そのような感じで、どんどん食べていきましたが、どれも想像していたほど悪くない。「だいだいのマーマレード」は柑橘系の爽やかさが意外と合うし、「黒い森」やラズベリーは酸味があるので意外と食べられます。ただ、そこまで美味しいというわけではありません。普通にジャム単体で食べさせてください……。
そして、最後はりんごジャム。りんご飴マンというキャラクターの手前、どうしても通らないわけにはいかなかった道。果たしてお味は……?
「いただきます」
………。
「あ、これはイケるわ!」
りんごのほどよい酸味と甘さが、ご飯と絡めても不快感なく食べられます。食べ慣れてくるとお米のモチモチ感がクセになって、スイーツ感覚でいただけそう。ちなみに、使っているりんごの品種は「紅の夢」。渋みの無い酸味が特徴なので、お米との相性がよかったのかもしれません。ボクの中では文句なしのナンバーワン。これは美味しいです!
「どれどれ」と試食に参加するチャーリーさん。「全部おいしい」と絶賛してくれましたが、個人的にはベリー系がお好みなのだそう。人それぞれ好みが分かれる興味深い検証だと思うので、ぜひ皆さんも騙されたと思って(本当に騙される可能性高いけど)試してみてほしいです。
ジャムごはんの検証後、普通にパンにのせて食べてみました。
泣きそうなくらい美味しい。焼きたてのパンと、甘いジャムがマッチしすぎる。
ヨーグルトにジャムをのせて
フルーツとヨーグルトに、たっぷりいちごジャムをかけます。
ほっぺが落ちます。やっぱりジャムにはジャムの活かし方があるのですね。
「これ、ご飯より美味しい」とあっさり鞍替えするチャーリーさん。万遍の笑みを浮かべております。
いかがでしたでしょうか。白米とジャムの相性についてはノーコメントとさせていただきますが、美味しくて簡単に手作りできるジャム。みなさんも作ってみてくださいね!
プロフィール
りんご飴マン(青森県の非公式生ゆるキャラ)
1986年、東京都小金井市に生まれる。ふとしたキッカケで弘前が好きになり、勢いで2015年4月より引っ越し。2016年5月、独立。現在、青森の生ゆるキャラとして「真面目にふざける」ことをモットーに活動を展開。好物はスルメイカ。
Facebook:https://www.facebook.com/ringoameman/
Twitter:https://twitter.com/ringo_a_me
HP:http://ringo-a.me/
チャーリーズジャム
2011年開業。青森で穫れる果物を中心に自家栽培のスグリやラズベリー、稀少な野生の果実を使った手作り無添加のジャムが人気。
Facebook:https://www.facebook.com/ikuchansugri/
HP:http://www.charlies-jam.jp/